現在2歳になる娘は、生まれた時から乾燥肌のアトピー肌です。旦那さんが元々アトピー持ちなので(今はほとんどないですが)その遺伝かと思われます。
娘は、主にお腹周りに楕円状にざらざらの赤い湿疹が出て、とても痒そうでした。赤ちゃんの頃は頭皮にも出ていたのですが、今は完全になくなりました。体のアトピーも今ではほとんど出なくなりました。
インターネットではアトピーの治し方や薬など、さまざまな情報が溢れていてどれを信じたらいいか混乱しますよね。私も色々とネットで情報を集めましたが、この記事で紹介する方法が自然に一番近い方法で最も効果的でした!
この記事で紹介する情報は、イギリスの医師とヘルスビジター(巡回保健師)からのアドバイスと処方に基づいています。
アトピーの大敵はなんと言っても乾燥です。この乾燥を防ぐこと、そしてすでに乾燥してしまっているところを徹底的に保湿することで、必然的にアトピーもなくなります。
この上で、以下にしてはいけないこと、すべきことを記載するのでぜひ試してみてください。
毎日の入浴やシャワー
まず第一に、お子さんに毎日入浴させることやシャワーを浴びさせるのをやめること。日本では、毎日入浴がほとんどの家庭で習慣付いているので、えっとびっくりされる方も多いと思います。私も最初は抵抗がありました。ですが、イギリスにいる周りの知人や、フォーラムなどを見ていると、毎日入浴させている人はほとんどいないことに気づきました。お子さんが成長するとそうはいかないかもしれませんが、赤ちゃんや幼児の場合、毎日汗をかいたり汚れたりすることが少ないと考えられているからです。
なぜ毎日の入浴を避けるべきか?それは、お湯が皮膚を乾燥させるからです。
*ただし、日本の夏はイギリスと違って非常に暑いので、走り回れるお子さんなどは汗をかくので、ぬるめのお湯にするなど臨機応変に対応してください。
お子さんの衛生面に気をつかって、時間がかかるのにお風呂に入れてあげようと頑張っている親御さんも多いと思います。私もアトピー肌だからさらに、きれいに洗ってあげなければいけないと最初は思っていました。でも、これが逆効果になることもあるのです。
シャワーや入浴は一日おきにし、それ以外の日は肌に優しい布で拭いてあげる
イギリスでは幼児の入浴頻度は週に 3 回ほどを推奨しています。私の場合は、2 日続けてお風呂に入れてあげないのは抵抗があったので、1 日おきにしています。お風呂に入れないときは、柔らかいクロスをお湯につけて汚れていそうなところ(幼児は特に、耳の後ろ、首なども忘れずに)を拭いてあげましょう。
石鹸やボディソープの使用
入浴の頻度を減らすもう一つの理由は、石鹸やボディソープの使用頻度が減るからです。
どんなに敏感肌用の石鹸を使ったり、オーガニックにこだわったりしても、石鹸って泡が立ちますよね。この泡が立つ成分は SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)といい、これが肌にあまりよくないのです。
その理由は、SLS の分子が非常に小さく、肌の真皮層に浸透し、肌の保護バリアを剥がして自然の油分を奪ってしまうなど、その他にも様々なマイナス点があります。
近年では、自然成分にこだわるブランドは、SLS を使用せず自然由来の成分で泡が立つ石鹸を提供していますが、この自然成分にも相性があり必ずお子様の肌に合うとは限りません。
Hydromol Ointment
そこで石鹸の代わりに何を使えばいいのか?
わたしは、病院から処方してもらった Hydromol Ointment を使っています:
https://hydromol.co.uk/products/hydromol-ointment/
アトピーをヘルスビジター(巡回保健師)に相談した際に処方してもらったのですが、これはアマゾンなどでも買えます(残念ながら日本からは個人輸入になるようです)。
https://www.amazon.co.uk/hydromol-2941391-Hydromol-Ointment-500g/dp/B006EI1Q5K/ref=asc_df_B006EI1Q5K/?tag=googshopuk-21&linkCode=df0&hvadid=310776493634&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=13615277466466690741&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=9045370&hvtargid=pla-617140406527&mcid=c4204e281e983c1b9bbf9245cb051d78&th=1
テクスチャで言うと、ワセリンに近いような感じです。
この Hydromol がかなりの優れもので、以下のような使い方ができます:
- 石鹸として
泡は立ちませんが、水を含ませると滑らかに伸びが良いので洗いやすいです。 - 入浴剤として
お湯に溶かすと、お湯がとろりとするので、これだけでかなりの保湿効果があります。 - 保湿クリームとして
とにかく1日に数回、このクリームで保湿してあげると効果覿面です。
ワセリンで保湿
次に保湿の仕方についてですが、保湿は肌に浸透するものを選びましょう。
よく乾燥にはワセリンを使っている方がいますが、ワセリンは乾燥や肌が荒れる原因から守るものであり、肌に潤いを浸透させるものではないのです。
ワセリンの効果的な使い方としては、赤ちゃんの肌をよだれかぶれやから守ったり、離乳食の前に塗って食べこぼしによるかぶれを防いだり、冷たい外気から肌を守ることには優れています。
しかし、すでに乾燥でカサカサしているところを保湿するには、より浸透力があるものをおすすめします。
私は保湿は次の方法でしています:
肌を乾燥から守る → ワセリン
乾燥した肌を治す → Hydromol
盲点として、過去一番乾燥したのは、飛行機の中でした。その時は乾燥しているように思えなかったのですが、飛行機内での乾燥対策を怠ると娘のほっぺが1週間ずっと真っ赤なままでした。その時に反省して、次は1時間おきにワセリンか Hydromol をずっと塗っていたら大丈夫でした。
まとめ
この記事で紹介した方法に従って、入浴の習慣を改めたり保湿を徹底すると、娘のアトピーは2週間もせずにきれいになりました。個人差はあるので、一概には言えませんが、一つの例としてアトピーに悩んでいる親御さんの参考になればと思います。
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